【スーパー耐久シリーズ2025最終戦】Auto Labo Racing 2025シーズンを完走!スイフトスポーツの集大成!

2025年11月15日〜16日に富士スピードウェイで開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐FINAL大感謝祭」において、AutoLabo Racingは、ST-4クラスの最終戦を開発の集大成として挑みました。

以下、レポートからの抜粋となります。

熟成の集大成へ!最終戦に向けたスイフトスポーツ車体進化

スイフトスポーツはスズキ株式会社のサポートも得て熟成が進み、前回のレースで明らかになった問題点も改善され、信頼性を高めてきました。特に足回り(サスペンション)のアップデートが奏功し、ドライバーからは「車の動きが全く違う」「非常に乗りやすくなった」と高い評価を得ています。木曜日のスポーツ走行では、ラップタイムは同クラスの競合であるGR86勢から2〜3秒落ちのレンジで走行できるなど、前回の富士戦からの改善傾向が明確に認められました。

ドライバーの意見が一致!セットアップの順調な進行と予選での連携

金曜日にはBドライバーの伊藤⼤輔選手が合流し、3名体制でセットアップを進めました。フロントスタビライザーの太さの変更やリアスタビライザーの脱着など、多岐にわたる調整を実施し、さらなる方向性の改善を試みました。このセットアップ作業は、3名のドライバー全員がフィードバックや好みが基本的に一致していたため、極めてスムーズに進行しました。予選日(11月15日)の午後、A・Bドライバー合算の予選結果はクラス9位となりました。Cドライバーの⻄村和則選手が走行中に点火系統のトラブルによりエンジンが吹けなくなる現象が発生しましたが、富士24時間での経験を活かし、スズキのエンジニアからのアドバイスを得てすぐに復旧できたことは、メーカーとの強固な連携体制の心強さを再認識させる出来事となりました。

國松代表コメント:「確実に壊さずに完走できる」車両開発の成果

「今回はノートラブルで⾛ることができ、⼀年かけて開発してきたスイフトスポーツの1年の締めくくりとして、最⾼の結果だったと思います。今年は速さよりも先に、「確実に壊さずに完⾛できる」ことを優先して開発してきました。他に先駆者がいない中で⾞両を開発していくのは勇気がいることで、ノウハウが確⽴されていないので分からないことが多く、⽇進⽉歩でした。

今回はレースウィークを通じてスズキのエンジニアの皆様に帯同いただき、お陰様で素早くトラブルが解決できる場⾯もありました。スーパー耐久はクルマ‧技術‧⼈材を鍛えるのに絶好の場所なので、ぜひ今後も強⼒なサポートをいただき、業界を盛り上げたいと思います。」

「やってみたい」を現実に!チームの結束を深めたS耐チャレンジ

最終戦では、モータースポーツへの参加ハードルを下げることを目的とした新カテゴリー「S耐チャレンジ」が初開催されました。市販状態のヤリスカップカーやロードスター、N-ONEなどの“Nゼロ”車両で参加でき、比較的低コストで耐久レースを体験できる点が特徴です。

今回は、Auto Labo Racingのマネージャー2名が参戦しました。レース経験がほとんどない状態からの挑戦でしたが、#290 スイフトスポーツや #291 素ヤリスのドライバーから助言を受け、予選では初日から5秒以上のタイム短縮を達成しました。S耐チャレンジは、初心者でも挑戦しやすい環境づくりの取り組みとして注目されています。

スーパ耐久TV【公式Youtubeチャンネル】第7戦 S耐FINAL 大感謝祭

Auto Labo Racing
#290「スイフトスポーツ」参戦クラス:ST-4

【見どころ】
2:22:17 チーム紹介
6:37:29 チェッカーフラッグ

スーパ耐久TV【公式Youtubeチャンネル】S耐チャレンジ決勝

Auto Labo Racing
#290「AutoLabo Girl’s 素ヤリス」参戦クラス:SC-Y

【見どころ】
0:17:18 講習会インタビュー
0:43:55 ローリングスタート
1:45:09 チェッカーフラッグ


ヨシノ自動車は、クルマと技術、そして人材を育成する挑戦の場であるスーパー耐久で活動するAuto Labo Racingを、これからも応援し続けます。

【Auto Labo Racing】スーパー耐久Rd.7 富士[PDF]

Auto Laboホームページはこちら→
スーパー耐久ホームページ→

モータースポーツ