Auto Labo Racing、スーパー耐久SUGOで「素ヤリス」過去最高位の5位入賞！
2025年7月3日から5日にかけてスポーツランドSUGOで開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第4戦 SUGOスーパー耐久4時間レース」において、Auto Labo Racingが、「素ヤリス」でチーム過去最高位となる5位に入賞しました。
チーム体制と新たな挑戦
今回のSUGOラウンドでは、Auto Labo Racingに新メンバーとしてS耐デビューとなるCドライバー茂利大輔選手が加わりました。ドライバー4人全員がヤリスカップ出身という、まさに素ヤリスに最適な布陣でレースに臨みました。
代表は國松宏二氏、Aドライバー横尾優一選手、Bドライバー小尾夏月選手、Cドライバー茂利大輔選手、Dドライバー大友敦仁選手のチーム構成となります。
以下、レポートからの抜粋となります。
準備走行（占有走行）：マシン習熟とトラブル発生
7月3日に茂利選手が単独で走行し、マシンと初コースへの習熟を深めました。翌4日の占有走行1本目では、小尾選手が1分43秒台の好タイムを記録し、他のドライバーも安定した走りを見せ、車両はニュートラルステアで扱いやすい挙動でした。全面改修されたSUGOの路面において、地元であるDドライバー大友選手の知見が全ドライバーのアジャストに貢献しました。占有走行2本目では、雨が降り始めコース後半がスリッピーになるトリッキーな路面状況でしたが、茂利選手、横尾選手、大友選手が安定した走りで習熟を重ねました。この走行中に、ドライバー冷却用ファンに接続されたホースのプラスチックが高温で燃えかけるトラブルが発生し、車内環境の過酷さがうかがえました。
予選：ウェットからドライへ、エース小尾選手の活躍
7月5日朝の予選は雨の中でスタート。Bドライバー小尾選手が、國松監督の判断で浅溝ウェットタイヤを選択し、このレースウィーク初のウェットコンディションながら1分49秒939の6番手タイムを記録する高いパフォーマンスを発揮しました。その後路面がドライへと変化する中、Aドライバー横尾選手が1分51秒730を記録。Dドライバー大友選手とCドライバー茂利選手は、順位に影響しない予選のため堅実な走りを重視し、それぞれ1分47秒604、1分44秒983を記録しました。最終的な予選結果はクラス最後尾の8位でしたが、SUGOのコース特性から、普段よりも上位でのゴールに期待が持てる状況でした。
決勝：堅実な走行と車両整備が実を結び歴史的5位入賞
気温が上昇する中、4時間の決勝レースがスタート。Dドライバー大友選手がスタート直後にポジションアップし、自己ベストに近い44秒台で周回を重ねました。約1時間後、新人の茂利選手に交代し、他車トラブルによりクラス6位に浮上。茂利選手も44秒台を維持し、#110ヴィッツとサイドバイサイドのバトルを繰り広げました。さらに1時間後、Aドライバー横尾選手に交代。55歳という年齢で最も厳しい高温コンディションの中、44～45秒台のアベレージで安定した走りを披露し、上位勢のトラブルでクラス5位に浮上しました。最後の1時間を担当したBドライバー小尾選手は、タイヤ劣化が進む中でもさすがのエースドライバーの走りで、後方とのギャップを広げ、車両をいたわりながら堅実な走りを続けました。
國松代表コメント：豊田章男会長も来訪！未来への期待
「今回は素ヤリスとして過去最⾼の順位、ポイントゲットを達成できて本当に良かったです。戦闘⼒としては不利な素ヤリスですが、堅実な⾞両整備に注⼒し、ドライバー陣も丁寧に⾞両を扱ってくれたことが結果に繋がったと思います。
また、このレースウィークは豊⽥章男会⻑のパドックへの来訪や直々に取材ををいただき、素ヤリスやスイフトスポーツにも深い関⼼を⽰していただきました。レースだけでなく、メーカーとの様々なコラボレーションを⽬指して今後も努⼒してまいります。」
スーパ耐久TV【公式Youtubeチャンネル】第4戦 SUGOスーパー耐久4時間レース Gr2 決勝
Auto Labo Racing #291「素ヤリス」参戦クラス：ST-5F
【見どころ】32:41 チーム紹介 / 4:54:40 チェッカーフラッグ
今回のSUGOラウンドでの5位入賞は、Auto Labo Racingにとって新たな歴史を刻むとともに、今後のレース活動、そしてメーカーとの連携にも大きな期待を抱かせる結果となりました。
ヨシノ自動車は、これからもAuto Labo Racingの挑戦を応援し続けます。
【Auto Labo Racing】スーパー耐久Rd.4 SUGO_レポート[PDF]
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